こんにちは。パグです。
今回は21卒として就職活動をしていた私がエントリーシートを上手く書くコツについて教えたいと思います!
ちなみに参考までに私の就職活動の結果は銀行・証券会社から計3社の内定をいただくことが出来ました。今回は業種問わず役に立つコツを教えますのでご安心ください。
また実際に私が通過した エントリーシート も書いていますので参考にしてみてください!
ESでよく聞かれる内容について
ESでよく聞かれる内容は業種によって異なることもありますが、必ずと言っていいほど聞かれる内容もあります。それは以下の内容になります。
⚪︎学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
⚪︎自己PR
⚪︎志望理由
これらはESの定番の内容であり、どの業種でも基本的に聞かれることだと思います。またESだけでなく面接でも聞かれることの多い内容になっています。
今回はこちらの3つの内容を上手く書くコツを教えたいと思います。(それぞれに私が実際に書いて通過したESを個人情報を省いた上で記載しています。)
その前に全てのESに共通するコツを記載したいと思います。
全てのESに共通するコツ
全てのESに共通するコツは以下の3つになります。
①初めに結論を書くこと
②句読点を適度に使うこと
③1つの文章を短くすること
①初めに結論を書くこと
ESにおいて、人事の方が読みやすいように書くことは必要不可欠となります。企業には大量のESが送られて来ますので、だらだらとしていて結論を最初に書かないESはしっかり読まれない可能性があります。ですので初めに結論を書くことを心掛けましょう。また面接でも質問されたことには、一言で回答するようにしましょう。その後に理由を述べることを意識すると良いとでしょう。下記に面接の例(志望理由)を書いておきました。
例:「私の志望理由は〇〇です。なぜなら〇〇だからです。私は以前〇〇を経験していたことから、〇〇を考えるようになりました。」
②句読点を適度に使うこと
こちらはESに限らず文章を書く上で、常に意識することだと思います。句読点の少ない文章というのは、読んでいて息苦しくなるような感覚になり、すごく読みづらいです。①のところでも述べたように、人事の方が読みやすいように書くことを常に意識するべきなので句読点は適度に使いましょう。
※あまり句読点が多すぎる文章は、逆に読みにくくなってしまいます。適度に使うことを心掛けましょう。
③1つの文章を短くすること
1つの文章を短くするだけで文章がかなり読みやすくなります。
あまり長すぎる文章は書かないように心掛けましょう。
学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
就活における面接での定番の質問になります。こちらのESに関しては一度作ってしまえば、基本的には使いまわしができるので、就活が本格化する前に作っておくとESを書く作業がかなり楽になります。内容としてはボランティア、アルバイト、部活、サークルなど人によって様々になります。こちらの内容で気を付けたいポイントは以下の2つになります。
①噓をつかない
②分かりやすく詳細に書くこと
①噓をつかない
当たり前のことに感じるかもしれませんが、自身が経験していないことをガクチカとして書く人は結構いるみたいなので、気を付けたいポイントとして書かせていただきました。
経験していないことを書いて、ES自体は確かに通過することができるかもしれません。
しかし、ESで書いた内容をメインに面接は進んでいくので、どこかでボロが出てしまう可能性はかなり高いです。
ですので、話を盛る程度なら良いですが、あからさな噓はやめましょう。
ここで噓をつかないと、大した内容が書けないと思う方がいるかもしれません。
そのような方々に安心して欲しいのは、すごいことをしているから高評価をもらえるわけではないということです。
この話は実際に人事の方と話をする機会があった時に聞いたことですが、何かのリーダーをしているからすごいとはならないとおしゃっていました。
ESには毎年何かのリーダーの経験をしている人が溢れているそうです。溢れているということはリーダーの経験で目を惹かれるということはありません。
また、ESや面接において最も重要なのは、「その行動に至る過程やその人自身がどのように考えて行動してきたかを理解すること」なので、ありのままの自分を出せる内容を書くことをおすすめします。
②分かりやすく詳細に書くこと
文章だけで説明することが難しいので私が実際に書いたESを使いながらアドバイスしたいと思います。
「(1)私が学生時代に頑張ったことはドラッグストアでのアルバイトです。オープンと同時に働き始めて〇年間働いています。(2)アルバイトをしている中で私はお客様に寄り添うことを常に意識して働いてきました。(3)お客様に商品を尋ねられたときにすぐに答えられるように商品の内容を把握しておき、オススメの商品を提案できるように努力をしてきました。(4)その結果お客様から感謝の声を多くいただけるようになりました。」
※番号は解説のために書いているだけです。
構成としては、「(1)頑張ったこと→(2)その中で意識したこと→(3)その具体例→(4)結果」どうなったかとなります。
(1)頑張ったことはそのままの意味なので問題ないと思います。
次にその中で意識したことについて書いてほしいです。
これを次に書く理由は①のところでも書いたように自身がどのように考えて行動してきたかがESや面接において重要視されるからです。
そして、次に意識してきましたと書くだけでは具体的にどう行動してきたのかが伝わらないので、具体例を書きましょう。文字数の制限によってこちらの具体例の数を増やしたり、より詳しく書くと良いでしょう。
具体例と言ってもすごい内容を書く必要はなく、ありきたりな内容で構いません。本当に意識していることを伝わるように書くことを心掛けましょう。
そして最後に結果どうなったかを書きます。
正直自分が意識していることによって目に見える結果が出ない場合もあると思います。
ですが、結果どうなったかを書く方が文章として綺麗なので結果は書くようにしてください。
先程噓をつかないようにと言いましたが、結果に関しては当たり障りのない噓で書いても大丈夫だと思います。
以上でガクチカに対するコツは終わりたいと思います。
次は自己PRについて書いていきたいと思います。
自己PR
こちらも定番の質問になります。自己PRは考えるのに私もかなり苦労しました。こちらもガクチカ同様に使い回しができるので、就活が本格化する前に作っておくとESを書く作業がかなり楽になります。
※ただし、企業の求める人物像と大きく離れている場合はそのまま書くのはやめましょう
今回は先に私が実際に書いたESを公開し、その中で気をつけたいポイントを解説していこうと思います。
「(1)私の強みは目標を達成するまでやり遂げることです。(2)この強みが活かされたのは15kgのダイエットに成功した時です。(3)大学に入学したタイミングで以前からコンプレックスであった太った体型を改善しようと考え、10kg痩せるという目標を立てました。目標を立ててすぐにジムに申し込みをし、週3〜4回のトレーニングと普段の食生活の改善を行いました。その結果半年間で15kgの減量に成功し、今でもその体型を維持できています。(4)その他にも簿記2級の取得やアルバイトの中でもこの強みが活かされてきました。(5)入社後も目標の達成に向け努力をし、貴社の戦力となれるよう頑張りたいと思っております。」
構成としては、「(1)一言で自己PRを述べる→(2)その自己PRが発揮されたエピソード→(3)エピソードの詳しい内容→(4)その他のエピソード→(5)締めの言葉」
基本的な構成はガクチカと似ていると思います。ここから各番号ごとのポイントを解説していきたいと思います。
(1)一言で自己PRを述べるはそのままの意味です。なるべく分かりやすい言葉を使いましょう。(2)その自己PRが発揮されたエピソードも(1)同様に出来る限り簡潔に述べましょう。
次に(3)エピソードの詳しい内容になりますが、こちらは気を付けて欲しいポイントがあります。それは以下のポイントになります。
①具体的な数字を用いる
②シーンが浮かぶように書く
①具体的な数字を用いる
エピソードを詳しく書く上で、具体的な数字を用いることを意識してください。
これを意識するだけでも文章がしっかりとしたものになります。
また、具体的な数字を用いることによって、人事の方にもエピソードが伝わりやすくなります。
具体的な数字を用いることに意味がありますので、その数字が正確かどうかはそこまで意識しなくてよいです。
しかし、あまりにも数字が違うかったり、提出する企業の専門の分野である場合は、出来る限り正確な数字を用いることを意識しましょう。
②シーンが浮かぶように書く
具体的な数字を使うことも関係ありますが、シーンが浮かぶように書くことを意識してください。
私のESを例に話すと、人事の方は実際にダイエットをしているところを見たわけではありません。
ですので、痩せるために何をしたのかを詳細に書くことを意識しました。
詳細に書くことを意識することで、人事の方に伝わりやすい文章を書くことができます。
また、私の場合にはなりますが、ダイエット成功までの過程を詳細に書くことにより、自己PR以外にも計画性があることなどもアピールすることができます。
以上が「(3)エピソードの詳しい内容」で気を付けて欲しい点になります。
次に「(4)その他のエピソード」になります。
気を付けて欲しいポイントは特にないのですが、この部分を書く必要性だけ書きたいと思います。
この部分を書く理由は、エピソードに合わせて自己PRを書いたと思われないようにするためです。
具体的に言うと、他のエピソードがないと人事の方に「この子はエピソードを作ってから自己PRを考えているのかな。そうであるなら本当の自己PRなのかな。」と思われてしまう可能性があるからです。
このように思われるかは人事の方によって異なると思いますが、思われてしまってはマイナスになる可能性もあるので、他のエピソードを書くようにしましょう。
また面接などでは「他に自己PRを活かしたエピソードありますか。」と聞かれることもかなり多いので、不意に聞かれて対応出来なくなるくらいなら先に考えておくほうが良いと思います。
最後に(5)締めの言葉になります。締めの言葉になりますので定型文で構いません。
注意点を1つあげるなら、文章で書く場合は会社のことは御社ではなく「貴社」と書くのでそこを注意しましょう。
以上で自己PRに対するコツは終わりたいと思います。次は志望理由について書きたいと思います。
志望理由
これでいよいよ最後の内容になります。志望動機は当然企業ごとに異なりますので、毎回考える必要があります。
今回は志望動機の見つけ方と実際のESを用いたポイント解説をしていきたいと思います。
志望動機の見つけ方
本命の企業ならすぐに志望動機が見つかるかもしれませんが、そこまで本命ではない企業の志望動機を見つけるのは苦労すると思います。
ですので、今回は志望動機の見つけ方についてアドバイス出来たらと思います。ポイントは以下の点になります。
①企業のHPを細かく見る
私は実際に志望動機を書く時にまず初めにこれをしていました。企業が新卒向けに書いているHPを細かく見ていくと、この企業が何を新卒向けに推しているのかというところが見えてきます。そこを志望動機にすると、人事の方から「この子はしっかりとHPを見て考えている。自社の特徴を理解した上で、申し込んでいる。」と思われます。このように人事の方に思われれば、かなり評価が高くなると思います。
「私が貴行を志望する理由は2つあります。1つ目はフルラインの信託業務を併営している唯一の商業銀行という点です。私は接客業のアルバイトを通して、お客様に寄り添った提案が出来る企業に入社したいと考えるようになりました。貴行では銀行業務に加え信託業務も行っていることから、他行より幅広い提案を行うことができ、お客様に寄り添う提案ができるのではないかと感じました。2つ目は貴行の考え方の1つである「ESなくしてCSなし」という考え方に魅力を感じたからです。お客様だけでなく従業員も大切にしていると感じられ、貴行でなら自分自身が成長できる環境も整っていると感じられました。」
こちらが実際に私が書いて通過したESになります。
ちなみに冒頭の貴行という単語ですが、銀行のことは「貴社ではなく貴行」と言います。
銀行のESを書く際は注意しましょう。
構成としては、上記の2つ(ガクチカと自己PR)と同じく最初に結論を述べ、その後でその内容を詳しく書く形になります。
ここで注目してほしいポイントは「私は接客業のアルバイトを通して、お客様に寄り添った提案が出来る企業に入社したいと考えるようになりました。」の一文です。
つまり「私は〇〇の経験を通して、〇〇と考えるようになりました。」ということです。こちらを書くことによって、志望動機に説得性が増します。
この一手間を加えないESは多いと思いますので、ぜひ意識してください。
この部分に関しては、使いまわせるのであれば使いまわしても大丈夫です。
また、これは自身の就活の軸にも繋がる部分もありますので、先にこちらの文章を考えてから、それに合う企業を探したり、志望動機を考えるのも良いかもしれません。
以上で志望動機に対するコツは終わりたいと思います。
さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。22卒・23卒の皆さんは21卒よりも厳しい就活になってしまうかもしれません。
ですが、最後まで悔いのないように就活をやり遂げて欲しいと思います。
この記事が少しでも 22卒・23卒 の皆さんの役に立ってくれれば嬉しい限りです。
皆さんが納得のいく就職ができることを心から祈っていますので、就活の方頑張ってください。