こんにちは。パグです。
今回は「簿記2級の勉強法」について書きたいと思います。
私が受験した頃はネット試験がなかったのですが、今回の勉強法はネット試験の対策にも対応しています。
ですので、ネット試験を予定している方も安心して記事をご覧ください。
簿記2級を取得することには、以下のようなメリットがあります。
・転職や昇進時に評価される
・会計の基礎知識が身につく
・資格を持っていることを評価される
特に「転職や昇進」での効果は大きいかと思います。
「未経験で経理職に就きたい」と考えている方には必須の資格となります。
また、資格補助などの対象となっている会社も多いので、給料アップに繋がるケースも多いかと思います。
勉強量を考えると、個人的には「かなりコスパのよい資格」だと思いますので、頑張って合格しましょう!
簿記2級の概要
まずは、試験の概要を見ていきましょう。
ここで「試験の概要をわざわざ説明するの?」と思うかもしれません。
しかし、資格を取得するためには「試験の概要を理解して、戦略を練ること」が重要になります。
理由は「効率良く試験に合格することが出来るから」です。
ですので、初めに試験の概要をしっかりと見ていきましょう。
「試験の構成と点数配分」は以下の通りです。
【商業簿記】
第1問 仕訳問題 (20点)
第2問 個別論点 (20点)
第3問 財務諸表・精算表 (20点)
【工業簿記】
第4問 費目別計算・本社工場会計(20点)
第5問 原価計算 (20点)
ちなみにですが、簿記2級の合格点は70点となっています。
まず、注目すべき点は「商業簿記」と「工業簿記」の2つの分野に分かれる点です。
簿記2級では簿記3級と違って、異なる2つの分野を勉強します。
それぞれで内容が大きく異なりますので、ご注意ください。
次に配点ですが「各20点、5つの大問」で構成されています。
それぞれの大問が同じ点数なので「どの大問で、いかに点数を稼ぐか」が重要になります。
簿記2級「理想の点数の取り方」
私が考える理想的な点数の取り方は「商業簿記36点、工業簿記34点」です。
1番の理由としては、「工業簿記の方が点数が稼ぎやすいから」です。
というのも、工業簿記は出題パターンがほとんど決まっているのです。
ですので、数をこなして傾向に慣れることが出来れば、比較的簡単に点数を取得することが出来ます。
一方、商業簿記は範囲がかなり広くなります。
第3問「財務諸表・精算表」は比較的点数が取りやすいのですが、「仕訳問題」と「個別論点」は解ける問題が出題されるかは運要素も絡みと思います。
商業簿記46/60、工業簿記27/40となっています。理想の点数通りにはいきませんでした。ぎりぎりの合格ではありますが、合格することに意味があると思っています。
使用した教材
FP2級の資格時も同様でしたが、私はテキスト学習より「問題集をメイン」で試験対策をします。
「問題集をメイン」にする理由は、内容の理解より「試験の合格」を優先しているからです。
いかに効率よく試験に合格するか考えた結果、この方法にたどり着きました。
私がメインで使用した以下の2つの教材になります。
私がこの参考書をオススメする理由は「計算式まで詳しく解説している」からです。
簿記2級は文系の方も多く取得する資格だと思いますが、計算が多いことが理由で挫折しやすいです。
ですので、しっかりと計算式まで理解することができる問題集をおすすめします。
具体的な勉強法は「上記の教材をひたすら解くこと」です。
力技に思うかもしれませんが、同じ問題集を繰り返し解くことが最も効率の良い勉強法だと思います。
目安としては、問題集を2~3周することです。
当然ですがテキスト学習をしないので、1周目は分からないことばかりだと思います。
ですので、1周目は答えを見ながら解きましょう。
この時に計算式や仕訳なども答えを見るだけではなく、全て書き写すようにしましょう。
1周目で意識することは「どのようにして答えを導くのかを理解すること」です。
また、参考書を見ても分からない問題はyoutubeで調べることもオススメです。
2~3周目は1周目と違い、1度解いた問題なので、ある程度解けるようになっていると思います。
この作業を繰り返して、問題を見た瞬間に仕訳が思いつくようになれば完璧です。
また、何周もすると答えの数字を覚えてしまうことが不安かもしれませんが、安心してください。
数字を覚えていても、仕訳や計算からその数字を導くことに意味があるので、問題ありません。
また、更に合格する確率を上げたい方には、追加で「本試験形式の問題集」をすることをおすすめします。
時間に余裕がない方も多いと思いますので、少しでも時間に余裕ができたらしましょう。
対策すべき順番
順番としては「工業簿記(第4.5問)→財務諸表・精算表 (第3問)→ 仕訳問題 (第1問)→個別論点 (第2問 )」 で対策していきましょう。
この順番で対策する理由は以下の通りです。
・パターンが決められてる分野で点数を狙う
・この順番で勉強することで「第1.2問」の対策ができる
パターンが決められてる分野で点数を狙う
冒頭で解説したように、工業簿記はパターンが決まっています。
また、財務諸表・精算表も同様に解き方が決まっており、点数が取りやすい分野になります。
財務諸表・精算表で7割を取ることが出来れば、商業簿記は楽になります。
次に「第1.2問」ですが、こちらは出題範囲が広く、勉強量が増えます。
「得意な問題」や「知っている問題」が出題されるかの運要素もあると少しあると思います。
当然全ての分野を対策できればよいのですが、時間に余裕がない方も多いと思います。
ですので、今回は「第1.2問」を最後に勉強する方法をおすすめしたいです。
この順番で勉強することで「第1.2問」の対策ができる
この順番で勉強することで、「第1.2問」特に「第1問」の仕訳対策が自然とできます。
理由としては、財務諸表・精算表を作成する場合に仕訳を書くからです。
つまり、先に財務諸表・精算表の対策をしていれば、第1問の仕訳対策の負担を減らすことが出来ます。
また、第1問は「1問4点×5問」で構成されています。
ですので、私の理想的な点数の取り方では3問の正解で充分となります。
参考書だけで勉強するのが不安な方へ
「参考書だけで勉強を継続するのは不安」という方もいると思います。
そのような方には、クレアールをおすすめします!
クレアールは「Web通信講座」のサービスをしているサイトです。
パソコンやスマホがあれば、どこでも講座を受講することができます。
実際にクレアールを利用して、簿記2級を取得した友人に感想を聞いたところ「テキストも講義も分かりやすかった」という感想をいただきました!
講座内容の質問にも、丁寧に答えてくれるみたいです!
最後に
最後まで読んでくださりありがとうございました。
簿記2級の資格を取得することができれば、転職や昇進など様々な方面で役立つと思います。
実際、私も簿記2級を取得していたことを評価されて、未経験でも経理職に就くことが出来ました。
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